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皆さんは時計訓練校の卒業後、舞洲のロッジで一泊したことを覚えて
いますか?
あの時空気を読まずに誰よりも早く寝た僕を見ても分かる通り、
僕は基本夜は寝ないとダメなタイプの人間です。
部屋で泣いている女の子となぜか二人きりになるという、人生最大の
ピンチもしくはチャンスを迎えた校生の僕ですが、
この旅行の前日、深夜バスでほぼ寝られなかったので、超絶に眠かったのです。
なので、泣いているCさんをしり目に、何も声をかけることなく、「ああ
泣いているな」と思いつつ、眠りにつきました。
(読んでいる皆さんが引いているのを感じます。)
朝になり、目が覚めると、もちろんのことCさんはおらず、おのおの部屋に
戻っていました。
その後はみんな多少気まずい雰囲気になり、Cさんには「昨日ごめんね」と
言われましたが、「ああ、別に」みたいなやり取りで特に何事もなく
終わりました。
あと、BさんとCさんは、前日の言い争いが嘘のように普通に仲良く
していて、「女の子って怖いな」と思ったりしました。
無駄に長く、恥ずかしい話になりましたが、僕の思い出話はこれで終わりです。